鉄鋼スラグ製品は、鉄鋼製造工程において副産物として生成したスラグを加工した製品であり、幅広い用途に使用されています。
また、省資源、省エネルギーの観点から環境負荷を低減させるリサイクル材として評価されています。
コンクリート用骨材や道路用路盤材、コンクリート用骨材など建築物や道路、河川など用途や要望に応じて様々なスラグ製品を取り扱っております。
JFEスチールの『鉄鋼スラグ路盤材』は、JIS A 5015 道路用鉄鋼スラグに相当する製品です。
高炉スラグまたは製鋼スラグを破砕・粒度調整・エージング※製造しています。
高炉スラグは、少量含有する硫黄からの黄色水発生を防止するため、ヤード積み付け等のエージングを実施しています。
製鋼スラグには、転炉に投入した石灰が未溶解で残留、または冷却時に析出したフリーCaOが存在しています。このフリーCaOが水と接触するとCa(OH)2になり膨張します。膨張抑止対策として、蒸気エージング設備で、あらかじめフリーCaOをCa(OH)2まで水和させています。
蒸気エージング後、水浸膨張試験で膨張しないこと(水浸膨張比0.5%以下)を確認して路盤材製品としています。
一般廃棄物から生成される溶融スラグ「サーモスラグ」は、特徴である優れた透水性により埋戻し材や路盤材として公共・民間工事で活用されています。
J・Sでは、あらゆる廃棄物のリサイクルに取り組み、資源循環型社会の構築に貢献するJ&T環境のサーモスラグを取り扱っております。